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プロテクションフィルムを施工する

カーラッピングとはまた別にプロテクションフィルムというものがあります。

これはラッピングフィルムとは異なり、シート自体は透明なものになります。

こちらのシートは主に愛車の保護をメインとしており、飛び石や、酸性雨から愛車の外観を長寿命かつ美麗な状態に守ることで市場価値の維持を図ります。

シート自体は約200ミクロンほどで、伸縮性に優れています。

材料単価・施工費はどうしてもラッピングフィルムより高くなります。

その分ラッピングフィルムが飛び石等には効果があまりないのに対しこちらはかなり丈夫で多少の飛び石ではボディに届くことも有りません。

フルプロテクションですとそれなりの値段になってしまいますが、

飛び石防止の観点で言えばフロントバンパー、フロントフェンダー、ボンネット、ミラーに施工するだけで良いと思います。

また、「ボディカラーは変えたくないけど艶有りから艶消しにしたい」といった場合にもこのプロテクションフィルムが施工されることがあります。

その場合艶消しのプロテクションフィルムを施工することで色味を変えることなく艶消しにすることができるのです。

どうしてもフルプロテクション施工になるため、お値段が張りますが、プロテクション効果も得られるため一石二鳥であるとも考えられます。

他にもドアハンドルやカップなど爪が当たり傷がつきやすい場所、乗降時に靴が当たり傷が付きやすいドア開口部のスカッフプレート周辺の塗装部等に施工することで日常傷にも対策することができます。

さらに、ヘッドライトに施工することで飛び石や傷だけでなくアクリルの黄ばみも抑えられます。もちろん数年するとシート自体が白ボケや黄変することがありますが、剥がして新しく貼りなおすことで元に戻すことができます。

 

ここまで読むといいことばかりのようですが、もちろんメリットだけではないです。

シート自体の耐久年数は半年から3年ほどになります。

大きく差が出るのは保管環境に大きく左右されるためです。紫外線や寒暖差、エンジンの放熱等によりシートは大きく影響を受けます。

シートの性質上、ラッピングシートと異なり巻き込んで貼ることができません。

そのため愛車の保管環境によっては湾曲の激しい部分やシートの小口から少しずつ剥がれてしまうことがあります。

また保管環境、塗装状態、飛び石、耐久年数を大きく超えた場合、シートを剥がす際に稀に塗装が剥離してしまうこともあります。

前述したようにシート単価が高いため高額にもなりやすいです。

メリット、デメリットを踏まえたうえで、あなたの愛車を汚れ、飛び石等から守るためのプロテクション施工を選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

 

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